リバークルーズについて
“リバークルーズ”とは
「クルーズ」は、一般的に客船による観光旅行のことをさす。
「リバークルーズ」とは、Wikipediaによると「川を航行するクルーズのことである。」と簡潔に説明されている。
世界的な観点でみたときの「リバークルーズ」といえば、長大な河川を有するヨーロッパなどで、ライン川やドナウ川などを
大型の船で1週間程かけて航行して、途中の街で下船して観光を楽しむといった優雅なツアーが思い浮かべられる。
一方、島国の日本国内にはそれほど長い河川は存在しないため国内でのリバークルーズというと、もっぱら小型船で短時間の航行を楽しむアクティビティが中心となっている。
例えば、インターネットで検索すると博多(中州)や大阪(道頓堀)で営業されている観光客向けのサービスが上位に登場する。
また、東京では古くから東京湾を航行する水上バスや、屋形船などがあるが、隅田川や水路を航行する区域があり、これも広く捉えるとリバークルーズと考えることができる。
また、“水郷”と呼ばれる歴史的に水運が栄えた地域などでは歴史体験を趣旨として手漕ぎ舟で川や水路をめぐるツアーの運航が行われている。
北海道内に限ってみると、カヌー・ラフティングなどによる体験等を除いて、自然の河川を航行する船での営業運航は現在は確認できない。
(情報があればぜひお教えいただきたい)
自然の河川を除くと、小樽においては観光客向けの運河クルーズ等が営業されているほか、湖として洞爺湖・支笏湖・阿寒湖などでの遊覧船が古くから営業されている。
本研究会では、日本国内で存在するリバークルーズ、港湾・湖などの観光船の事例をふまえて石狩川におけるリバークルーズについて検討する。
(2022.9.4、2022.9.10加筆、2022.9.25加筆 大河内)
観光における水上アクティビティのタイプ
・移動手段として(水上バス・タクシー)
・景色を楽しむ(遊覧船)
・スピード、滑走を楽しむ(モーターボート)
・食事、パーティ(屋形船、レストラン船)
・釣り(遊漁船)
ほかにどんな楽しみ方があるか、考えてみましょう。 (2022.9.4 大河内)